小林泰三「安楽探偵」:椅子に座ったまま事件解決

現場には行かず、椅子に座ったまま事件を解決する「安楽椅子探偵」が活躍する連作短編集です。「アイドルストーカー」「消去法」「ダイエット」「食材」「命の軽さ」「モリアーティ」の6編が収められています。

どれもどのように論理が進んでいくのか、ミスリードされながら(?)読んでいく楽しさがあります。そして、最後の「モリアーティ」でまとめになるという構成です。とっても論理的。

「食材」が最も、ホラー小説も書く小林泰三らしい感じがします。雨が降りまくって道路が冠水しているような状況で、フツーに食事を楽しんでいる様など、他にも色々な異常性を感じられて、ポイント高いです。

小林泰三の他の短編集も読んでいると、使われている道具が似ている気がするけど、どう転ぶんだ?同じオチなのか?みたいな妙なハラハラも感じることができます。

安楽な探偵の話です。論理的な文章を読みたい方はぜひ。

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